2026/11/05 14:07

MoDiで人気のフランス軍M47。

実はこの一着、フランス軍の戦闘服の歴史の中で、とても大事な位置にいるんです。

今回は、M47から始まる「フランス軍の戦闘服の系譜」をたどってみます。


■始まりはM47

M47は、第二次世界大戦の直後にフランス軍が採用した戦闘服です。

正式には「TTA47」と呼ばれています。

インドシナ戦争やアルジェリア戦争で、最も広く支給されたフランス軍の制服でした。


■お手本はアメリカ軍、でも中身は「フランス流」

M47が手本にしたのは、アメリカ軍のM1943です。

ただし、そのまま真似たわけではありません。

スナップはボタンに、ライナーは省略。

大量に支給するために、思い切った簡略化が施されています。

歩兵だけでなく全部隊向けに作られ、専用の服を持っていた空挺部隊などの精鋭にも、あえてこちらを選ぶ兵士が多かったそうです。


■ポケットの形で年代が分かる

1952年、M47の下のポケットに変化が起きます。

内側に隠れる形から、外に張り出したマチ付きのポケットへ。

戦場で運ぶ荷物を増やすための改良でした。

なので、前のポケットの形を見れば、製造された時期の手がかりになるんです。


■M64で、またひとつ進化する

1964年ごろ、M47の後を継いで登場したのがM64です。

大きな変化は、胸ポケットにジッパーが付いたこと。

フランス軍の戦闘服で、ジッパー付きのポケットを採用した最初のモデルだといわれています。

さらに、取り外せるフードや、襟を立てたときに首元を閉じるためのタブなど、寒さや風への工夫も加わりました。


■そして、F1、F2へ

M64は、のちのF1やF2といったフランス軍の戦闘服の「母体」にあたるといわれています。

M47からM64、そしてF1、F2へ。

一着一着は別の服でも、並べてみると、ひとつの流れがはっきり見えてくる。

店主が軍服を「アーカイブ」と呼びたくなるのは、こういうところなんです。


■MoDiで扱っているフランス軍の戦闘服

・フランス軍 M47 フィールドジャケット(デッドストック)
https://moridiem.base.shop/items/164807307


・フランス軍 M64 フィールドジャケット

https://moridiem.base.shop/items/164841318

■参考にした資料
kommandopost.com(TTA47の解説)/blightymilitaria.com/milimood.com/armyandoutdoors.co.nz